
従業員に好評!生活習慣改善に効くアプリ4選
今、企業が注目しているのが生活習慣改善アプリの活用です。スマホ一つで歩数・睡眠・食事・メンタルを記録・可視化でき、従業員の行動変容を促す健康経営の強力なツールとして導入が広がっています。
本記事では、企業導入におすすめのアプリと、継続的に成果を出すための選定ポイント・運用の工夫を紹介します。
目次[非表示]
なぜ今、企業は生活習慣改善アプリに注目しているのか
健康経営・人的資本経営とアプリ活用の親和性
健康経営や人的資本経営では、従業員の行動変容が成果の鍵を握ります。しかし、単に「健康的な生活をしましょう」と呼びかけても、従業員一人ひとりの行動にはつながりにくいのが現実です。
ここで注目されているのが、生活習慣改善アプリの活用です。スマホ一つで手軽に記録・可視化・改善のPDCAが回せるため、自律的な行動変容を促すツールとして導入が進んでいます。
プレゼンティーズムの防止と予防施策の必要性
生活習慣の乱れは、表面化しにくい業務パフォーマンスの低下=プレゼンティーズムにつながります。「寝不足による集中力の欠如」「食事の偏りによる倦怠感」「運動不足によるメンタル不調」などがその典型です。
アプリを使った習慣記録や健康リマインドは、これらのリスクを「予防的」に可視化・対処する手段となります。企業としての対応力が問われる時代において、予防の仕組み化は大きな経営価値となります。
現場の声:義務化ではなく「選ばれる」仕組みへ
「健康のためにこのアプリを使ってください」と言われても、強制感のある取り組みは定着しません。現場の声から見えてくるのは、「やらされ感」のない仕掛けへの期待です。
最近の傾向では、ゲーム感覚・ポイント連動・チーム機能などを持った“選ばれる”アプリに人気が集中しています。従業員のモチベーションと自発性を引き出すためにも、UX(使いやすさ)や共感設計が導入の成否を左右するポイントになります。
アプリ選定前に押さえたい3つのチェックポイント
「楽しさ」や「続けやすさ」があるか?
どれほど健康に良いアプリでも、続かなければ意味がありません。特に職場での導入を考える場合は、「楽しさ」や「ゲーミフィケーション要素」があるかを確認しましょう。
例
- 毎日の歩数をランキング形式で表示
- スタンプが貯まる参加型ミッション
- 健康チャレンジ達成でポイント付与
継続性の高いアプリが、成果につながるアプリです。
管理者側がデータを活用できるか?
従業員の取り組みを集団単位で見える化できる機能も、管理者視点では重要です。
- チーム別の歩数平均
- 睡眠時間の傾向
- 健康サーベイの集計結果
といったデータがダッシュボードで確認できるアプリであれば、施策の改善や経営層への報告にも活用しやすくなります。
プライバシー・セキュリティ対策は万全か?
健康情報は個人情報の中でも特にセンシティブです。アプリを選定する際は、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- データ保存場所や運営企業のセキュリティポリシー
- プライバシーマーク取得の有無
- ユーザー本人の明確な同意フローの設計
企業としての情報管理リスクを回避するためにも、安全性・信頼性の高いアプリの導入が必要です。
目的別に選ぶ!従業員向け生活習慣改善アプリ4選
【総合型】WellWa:歩数・睡眠・飲酒を楽しく見える化
WellWa(ウェルワ)は、歩数・睡眠・飲酒・体調などを記録・可視化できる企業向け総合健康アプリです。チーム単位での参加型イベントやポイント制度も充実しており、「やらされ感」なく楽しく習慣改善が進む仕掛けが満載。健康スコアや25問サーベイによって施策のROI分析まで対応し、人的資本経営の基盤づくりにも役立ちます。
【睡眠改善】Somnus:寝るだけで測れるスリープケア
Somnus(ソムナス)は、スマートフォンやApple Watchで睡眠時間や、深さ・リズムなど睡眠の質を計測できるアプリです。従業員に負担をかけず、睡眠の質を「見える化」できます。睡眠は健康・集中力・パフォーマンスと密接な関係があり、Somnusを通じて改善ポイントを科学的に把握可能です。
【食事記録】あすけん:栄養管理をAIがサポート
あすけんは、食事写真やメニュー入力から、カロリーや栄養バランスを自動分析するアプリです。AIによるアドバイスもあり、社員の日常的な食習慣の振り返り・改善に最適です。オフィスに健康スナックや飲料を設置する施策と組み合わせると、行動変容の効果が高まります。
【メンタルケア】Awarefy:ストレス対策にも有効な対話型アプリ
Awarefy(アウェアファイ)は、AIによるお悩み相談ができるアプリです。認知行動療法やマインドフルネスなどの心理学の知見に基づき、 AIと“会話する”ように自己内省ができます。ストレス対策や心の健康ケアに効果的です。
※情報は2025年6月時点のものです。
アプリ導入を成功させるための工夫と仕組み
やらされ感をなくす「チーム参加」設計
個人任せではなく、チーム単位でのイベント設計や部署対抗戦にすることで、楽しさと継続力が大きく高まります。「みんなで取り組む文化」こそが、生活習慣改善を社内に根付かせる鍵です。
ポイントやランキングで“楽しく継続”を支援
- 歩数達成でポイントがもらえる
- スタンプが貯まると特典と交換できる
- 部署ごとの健康スコアがランキング表示される
といったゲーミフィケーション要素の導入で、モチベーションの持続をサポートします。
活用状況を定点観測し、改善のPDCAを回す
導入後は、利用率や行動記録データを元に定期的に施策の見直しを行うことが重要です。 サーベイや管理画面を活用して、「やって終わり」にならないPDCA体制を整えましょう。
WellWaの導入で“続けたくなる”職場の健康習慣へ
チーム参加×スタンプ機能で健康と交流がつながる
WellWaの魅力は、健康行動がチームの一体感や職場のコミュニケーション促進につながること。「健康×交流」の相乗効果により、自然と参加が広がります。
歩数・睡眠などの自動記録で、日常行動を自然に改善
手間のかからない記録設計により、日常的に健康を意識する習慣が身に付きます。スマホ連携やウェアラブル活用もOK。
ポイント連携で福利厚生と結びつけ、満足度アップ
貯めたポイントを健康食品・飲料などに交換できる設計があり、実益があるので続きます。食環境改善との連携施策にも最適です。
サーベイ・分析で“やりっぱなし”にしない仕組みも充実
独自の25問サーベイで健康・エンゲージメントのスコア化が可能です。可視化、分析、改善提案までワンストップで実施できます。
まとめ:アプリで「習慣改善×組織活性」を実現しよう
重要なのは、アプリ単体に頼らず、組織全体で継続を後押しする仕組みを設けること。
強制ではなく、「やってみよう」→「続けたい」へと自然に移行させる設計が、持続可能な健康経営の要となるでしょう。