
食育活動表彰とは?応募要項から成功させるためのポイントまで徹底解説
企業が健康経営を推進するうえで、従業員の「食」を整えることは欠かせません。なかでも、農林水産省が主催する「食育活動表彰」は、食育に関する優れた取り組みを行った個人・団体・企業を顕彰する制度として注目を集めています。
本記事では、令和7年度(第10回)食育活動表彰の最新情報をもとに、制度の概要や応募条件、企業として活用するためのポイントをわかりやすく解説します。健康経営担当者が次の一手を考える際の参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.食育活動表彰とは?社会的背景と目的
- 2.応募部門と評価基準を理解しよう
- 2.1.食育活動表彰の部門構成
- 2.2.対象活動と書類作成のポイント
- 2.3.審査基準とスケジュール
- 3.食育活動を成功に導く3つの要素
- 3.1.共食とコミュニティの力
- 3.2.データで可視化し、成果を見える化
- 3.3.楽しさと習慣化を両立させる仕掛け
- 4.受賞事例に見る「食×ウェルビーイング」の進化
- 5.食育活動表彰の応募を成功させる7つのステップ
- 5.1.自団体の活動テーマを明確にする
- 5.2.成果を「数値」「ストーリー」「エビデンス」で示す
- 5.3.家族・地域・職場の「共食」を設計に組み込む
- 5.4.自治体や企業間連携で社会的波及効果を狙う
- 5.5.写真・動画・アンケートで活動を可視化する
- 5.6.提出書類チェックリスト&スケジュール管理法
- 6.WellStockで気軽に健康的な飲料を提供
- 7.まとめ
食育活動表彰とは?社会的背景と目的
農林水産省が推進する「食育活動表彰」の意義
「食育活動表彰」は、 農林水産省が主催する顕彰制度で、ボランティア活動・教育活動・農林漁業・食品製造・販売などを通じて食育を推進する取り組みを評価・表彰するものです。制度の目的は、優れた取り組みを全国に広め、食育の輪を全国に展開していくことです。
出典:農林水産省「食育活動表彰」
食育基本法・第4次食育推進基本計画との関係
本制度は「食育基本法」に基づき、第4次食育推進基本計画の重点事項に沿って実施されています。令和7年度の募集では、次の3分野の活動が特に重視されています。
生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進
持続可能な食を支える食育の推進
新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進
これらは健康寿命の延伸やサステナビリティの観点からも重要なテーマであり、企業活動においても自社の方針と結びつけやすい分野です。
企業・地域・学校が担う食育の新しいかたち
これまで食育といえば学校教育や家庭中心の活動という印象がありましたが、現在は企業・地域・行政が連携する「共創型の食育」が主流になりつつあります。
社員食堂や福利厚生メニューを通じて、「職場での健康的な食」を推進する企業や、地域農家と協働して食育イベントを開催する企業など、社会全体で食を通じたウェルビーイングを高める流れが広がっています。
応募部門と評価基準を理解しよう
食育活動表彰の部門構成
本制度では、大きく次の2部門で募集が行われています。
ボランティア部門
(1)食生活推進員の部 ※都道府県および政令指定都市の長による推薦
(2)食育推進ボランティアの部 ※自薦または他薦
教育関係者・事業者部門
(1)教育等関係者の部
(2)農林漁業者等の部
(3)企業の部
対象活動と書類作成のポイント
対象活動として、以下のような点が求められています。
活動継続期間が「概ね3年以上」または「新たな活動で波及効果が期待されるものは1年以上」などの条件がある。
活動が「生涯を通じた心身の健康」「持続可能な食」「デジタル化対応」などの重点テーマに沿っていること。
応募書類では、10ページ以内のA4資料、5枚以内の活動写真などが規定されており、審査上の注意点として、「実績を数値や写真で提示」「活動の波及性・発信力を示す」ことが評価されやすいです。企業担当者としては、メニュー・施設・啓発実績などの「証拠」を整え、書類構成を整理しておくことが重要です。
出典:
・農林水産省「第10回食育活動表彰」
・農林水産省「よくある質問(食育活動表彰)」
審査基準とスケジュール
審査では、単に「取り組みを行った」だけではなく、以下の5つの観点がポイントです。
先進性(新しい手法・視点を取り入れているか)
継続性(持続的に実施されているか)
有効性(健康増進や教育効果があるか)
波及性(地域や他団体へ広がる可能性があるか)
実践性(現場で確実に成果が出ているか)
このような要件を満たすことで、食育活動が「評価される価値ある取り組み」となります。
食育活動を成功に導く3つの要素
共食とコミュニティの力
食育活動を成功させるには、「食を通じたつながり」をつくることが欠かせません。社員や家族、地域住民が一緒に食を楽しむ機会を設けることで、食育が「教育」ではなく「文化」として根づきます。
家族を招いたランチ会や、地元農家との収穫体験イベントなどは、心の健康やチームの一体感を育む場にもなります。
データで可視化し、成果を見える化
食育活動を「なんとなく良い取り組み」ではなく、数値で成果を可視化することが重要です。社員の野菜摂取量や朝食実施率などを定期的に測定し、前年対比で改善が見られれば、そのデータ自体が活動のエビデンスとなります。
アンケートや参加率もあわせて記録しておくことで、応募書類の説得力が格段に高まります。
楽しさと習慣化を両立させる仕掛け
義務ではなく、楽しみとして食育に参加できる環境づくりが長続きの秘訣です。部署対抗の「野菜消費量チャレンジ」や、季節の食材を使ったクッキングワークショップなど、社員が主体的に関われる仕掛けを取り入れましょう。このような「楽しさ×習慣化」の設計が、継続的な健康文化を支えます。
受賞事例に見る「食×ウェルビーイング」の進化
自治体による地域連携型の取組
自治体の事例では、地産地消をテーマにした世代間交流イベントが多く見られます。地域食材を使った調理教室や、子どもと高齢者の共食会などが評価され、地域コミュニティ再生のモデルとなっています。
出典:農林水産省「第9回食育活動表彰事例集」
企業によるデジタル食育の推進-WellWaの活用
キリンビバレッジが提供するWellWa(ウェルワ)は、健康施策を実施し、ミッション成功ごとにポイントを獲得。その獲得したポイントで健康飲料を購入できるような「健康×食・ドリンク」を気軽に楽しむ仕組みを提供しています。こうした仕組みは、食育活動表彰の審査観点である「継続性」と「波及性」を両立させる好例です。
教育現場・NPOによる子ども主体の取り組み
学校やNPOでは、子ども自身が食育の企画や実践を担う活動が増えています。自ら献立を考える、地元食材を使った学習会を開催するなど、主体性を育む取り組みが高く評価されています。
食育活動表彰の応募を成功させる7つのステップ
自団体の活動テーマを明確にする
まずは、自社・自団体の食育活動の目的とストーリーを明確にしましょう。「社員の健康促進」「地域農産物の活用」「食文化継承」など、どの社会的課題を解決したいのかを整理することが出発点です。
成果を「数値」「ストーリー」「エビデンス」で示す
応募書類では、感情的なアピールだけでなく、データと物語の両面が重要です。
数値:食習慣改善率・社員参加率・継続年数など
ストーリー:活動の経緯・きっかけ・社員や参加者の声
エビデンス:アンケート・写真・体組成データなど
これらを組み合わせて「見える成果」を示すことで、説得力のある応募資料に仕上がります。
家族・地域・職場の「共食」を設計に組み込む
共食(きょうしょく)は、食育の本質に直結する要素です。社内イベントや地域コラボレーションで「家族も参加できる食事の場」をつくることで、食を介したコミュニケーションが生まれ、心の健康や社会的つながりを強めます。審査でも「家庭・地域・職場をまたぐ連携」が高く評価されています。
自治体や企業間連携で社会的波及効果を狙う
単独の取り組みよりも、他団体と連携している活動の方が評価が高い傾向にあります。地元農協・学校・行政と協働し、「地産地消+健康教育」をテーマにした企画を立てるなど、食育を社会課題解決と結びつける視点が求められています。
写真・動画・アンケートで活動を可視化する
書類だけでは伝わらない現場の熱量を、ビジュアルとデータで補完するのが効果的です。活動風景の写真や、社員・学生の声をまとめた動画は、審査員の印象に残りやすく、広報資料としても活用可能です。応募前に、撮影ルールや肖像権確認を社内で徹底しておくと安心です。
提出書類チェックリスト&スケジュール管理法
提出前の最終チェックでは、以下のポイントを押さえましょう。
書式 規定フォーマット・字数制限を遵守しているか
データ 数値・写真・証跡の整合性が取れているか
表現 事実と意見が明確に区別されているか
期限 提出日から逆算して余裕をもったスケジュールを確保しているか
WellStockで気軽に健康的な飲料を提供

健康促進プラットフォームであるWellWaでは、WellStockというオフィスへおいしい健康をお届けする置き型サービスを提供しています。 月額費用や初期費用は一切かからないため、手軽に始めていただけます。 商品は野菜不足を補えるスムージーやプラズマ乳酸菌入り飲料など、健康に関する様々なラインナップをご用意。 従業員のエンゲージメント向上と食事習慣の改善をサポートします。
まとめ
「食育活動表彰」は、食を通じて人々の健康・地域・企業文化を豊かにする全国的な取り組みを称える制度です。企業がこの制度を活用することは、単なる顕彰の枠を超えて、健康経営・地域貢献・ブランド価値向上を同時に実現する好機となります。WellWaのような仕組みを取り入れながら、「楽しさで続く食育」を自社文化として育てていくことが、これからの企業に求められる新しい食育のかたちです。


