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社内ポイントを活用した福利厚生の仕組み|社員のモチベーションを高める方法

社員の健康促進や働きがいを高める施策として注目されている「社内ポイント制度」。従業員の行動や成果に応じてポイントを付与し、それを福利厚生として活用することで、モチベーション向上や離職防止といったメリットが期待されています。

単なる報酬ではなく、社員一人ひとりの価値観やライフスタイルに合わせて柔軟に活用できる点が特徴で、健康経営やエンゲージメント施策としても注目されています。


目次[非表示]

  1. 1.社内ポイントの仕組みと特徴
    1. 1.1.ポイントの付与方法
    2. 1.2.ポイントの使い道
  2. 2.社内ポイント制度の導入メリット
    1. 2.1.企業側のメリット
    2. 2.2.従業員側のメリット
  3. 3.社員モチベーションを高める活用法
    1. 3.1.健康目標とインセンティブの連動
    2. 3.2.ゲーミフィケーションの導入
    3. 3.3.公平性と透明性の確保
  4. 4.導入時の注意点
    1. 4.1.効率的な運用管理
    2. 4.2.多様性への配慮
  5. 5.まとめ


社内ポイントの仕組みと特徴

ポイントの付与方法

社内ポイントは、企業が定めたルールに従って様々な場面で付与されます。付与方法を多様化することで、様々な価値観を持つ社員にとって魅力的な制度になります。


業績・成果に基づく付与

営業成績やプロジェクトの成果など、業績に基づいたポイント付与は、社員の仕事に対するモチベーションを高める直接的な手段になります。評価の透明性と公平性を保つことが重要です。


社内活動への参加

定期的に開催される社内イベントや研修、表彰式への参加もポイント付与の対象になります。これにより、社員が積極的に社内活動に参加しやすくなり、組織の一体感が高まります。


継続的な努力や健康維持

無欠席や長期的な健康維持、勤続年数など、継続的な努力に対してもポイントを与える仕組みは、社員の規律や健康意識を高める効果があります。健康診断の受診や運動習慣の記録なども評価対象とするケースが増えています。


ポイントの使い道

ポイントの使い道が多様であるほど、社員にとって制度の魅力が高まります。


商品・サービスへの交換

ヘルスケアグッズや健康食品・飲料など、健康増進に役立つ商品との交換が人気です。オフィス用品や書籍、飲食店のクーポンなど、日常的に使えるものも喜ばれます。


福利厚生施設の利用

社員食堂やフィットネスジム、提携ホテルや旅行券など、日常生活や余暇を充実させる施設やサービスにポイントを利用できます。社員の生活の質向上につながります。


社内イベントや特別な体験

ランチ会や社内セミナー、交流イベントなどの参加費としてポイントを活用することで、社内コミュニケーションの活性化にも貢献します。特別なワークショップやチームビルディング活動なども人気の使い道です。



社内ポイント制度の導入メリット

企業側のメリット

社員エンゲージメントの向上

社員が自分の行動や成果に対して報酬を実感できることで、会社との関係性が深まり、エンゲージメントが高まります。主体的な行動を促す仕組みとして効果的です。


離職率の低下

社員が会社に満足し、長く働きたいと思える環境が整えば、離職率の低下につながります。特に若手社員の定着に効果があるという企業も多く見られます。


コストパフォーマンス

現金報酬と比べてコストを抑えつつ、実質的な満足度を高めることができます。社内リソースや既存の契約サービスを活用すれば、費用対効果の高い制度構築が可能です。


従業員側のメリット

自由度の高い報酬システム

ポイントは現金とは異なり、社員が自らの好みに合わせて使い道を選べます。ライフスタイルや価値観に合った報酬として機能するため、満足度が高まります。


モチベーションの向上

努力や成果が直接報酬として返ってくることで、モチベーション維持・向上につながります。成績や貢献度が可視化されることで目標設定もしやすくなります。


日常的な福利厚生の充実

日々の業務や生活に役立つサービスにポイントを活用できるため、働きやすさや生活の質が向上します。健康支援サービスなどを日常的に利用することで、健康意識も高まります。



社員モチベーションを高める活用法

健康目標とインセンティブの連動

健康施策の一環として、目標歩数の達成や健康診断の受診完了などにポイントを付与する方法が効果的です。チームでウォーキング目標を達成した場合や、禁煙チャレンジに成功した個人に特別ポイントを付与するなど、健康行動を促す仕組みとして活用できます。


ゲーミフィケーションの導入

社内ポイント制度にランキングやゲーム要素を加えることで、楽しく競い合いながら成果を上げる文化を育てることができます。

月間ポイント獲得ランキングやプロジェクト別の成果評価などを行うことで、社員のやる気を喚起します。

バッジや称号、レベルアップなど、ゲームの要素を取り入れることも効果的です。特に若手社員には、達成感と成長を実感できる仕組みとして好評です。重要なのは、競争だけでなく協力や思いやりも評価される制度であることです。


公平性と透明性の確保

制度運用の透明性を担保し、公平なポイント付与が行われることは、社員からの信頼を得るために重要です。評価基準が明確で、誰にでも理解できるように設計することで、不平等感を回避し、制度への納得感が高まります。ポイントの配布履歴や評価内容の開示も効果的です。個人の成果だけでなく、チームとしての取り組みにもポイントを配分することで、社内の連携や信頼関係を構築できます。多様な評価軸を持つことで、様々なタイプの社員が公平に評価される環境を作ることができます。



導入時の注意点

効率的な運用管理

ポイントの集計や付与、利用状況の管理には一定の手間がかかります。

専用アプリやクラウドサービスなどのITツールを活用することで、ポイント管理の効率化が図れます。スマートフォンから簡単に利用できる仕組みを整えることも、利用率向上につながります。

最近では、健康行動と連動するアプリも増えています。例えばキリンビバレッジが提供するアプリ「Wellwa」は、歩数や食事記録などを自動で計測し、ポイントに反映するシステムです。貯まったポイントはキリンが提供している健康ドリンクなどと交換可能で、さらに、管理者側は社員の健康状態やアクティビティ状況を可視化できるため、健康施策の効果測定や改善にも役立ちます。

こうしたツールを活用すれば、運用負担を軽減しながら効果的な制度を実現できます。

〈詳細はこちら〉

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アプリイメージ


多様性への配慮

特定の社員だけが恩恵を受けることのないよう、制度設計には多様性の視点が必要です。年齢・性別・ライフスタイルの異なる社員全員が魅力を感じるよう、商品やサービスの選定には配慮しましょう。

定期的なアンケートやフィードバックを収集し、社員のニーズに合わせて提供サービスを更新していくことが重要です。導入後も継続的に改善を行うことで、長期的に効果が持続する制度となります。



まとめ

社内ポイント制度は、従業員のモチベーションや健康意識を高めながら、企業のエンゲージメントや定着率の向上にもつながる効果的な施策です。導入時には公平性や多様性、運用の効率性に配慮しながら、自社に合った制度設計を行うことが重要です。

健康行動と連動するポイント制度や、社内コミュニケーションを促進する仕組みなど、目的に応じた設計を行うことで、企業文化の醸成にも貢献します。社員一人ひとりの成長と企業の発展を同時に実現する福利厚生として、社内ポイント制度の可能性に注目してみてください。


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